- 思いがけず、高校時代の古い手帳が出てきた。日常のことや友人のこと、学校生活の様子が偲ばれて、面白い。
- 青少年赤十字のうた『空は世界へ』が書かれている。盛んだった赤十字の活動は、生徒たちの博愛心や理想主義精神を育む大きな力になったに違いない。うれしはずかし。何よりも、男女が手をつないで踊るフォークダンスにみんな心を奪われていた。
- 啄木のうたが書かれている。「世の中の明るさのみを吸うごとき黒き瞳の今日も目にあり」。「新しき明日の来るを信ずという自分の言葉に嘘はなけれど」。青春時代に出会う。また、楽しからずや、である。
(2016-08-16 宮古毎日新聞)