火曜「学ぶ」【うちら文化部】
旭川商業高校(旭川市) 文芸部
「秘めたる力 31文字に凝縮」
- 石川啄木ゆかりの盛岡市で、全国の高校生が短歌の腕前を競った昨年8月の「短歌甲子園」で日本一に輝いた。先輩に混じって2年生で参加した野崎花純(かすみ)さんは、今月茨城県で開かれる全国高校総合文化祭にも個人で道代表として参加するなど、仲間とともに活躍が期待される。
《まだ見えぬ私の進路教えてよ 学校帰りの点字ブロック》
総文祭の予選にあたる昨年10月の全道高校文芸研究大会で、野崎さんが代表の座を射止めた作品だ。
- 短歌甲子園の準決勝では、
《雨上がり地上と天をつなぐ橋 母から届く暖かい風》
と詠んで勝利を得た。
- 同校文芸部は、力を入れる短歌部門では今や全国トップレベルで学校の誇りだ。(渡辺康人)
(2014-07-01 朝日新聞)
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