〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

エフエム岩手| 盛岡市 ふるさと元気隊

「盛岡 さんさFM」
啄木祭
わが街盛岡 5/29
 ゲスト 森 義真(よしまさ)さん  石川啄木記念館 館長

  • 今日のわが街盛岡は、今年の4月から「石川啄木記念館」の館長に就任した森義真さんをゲストにお迎えして、お話しをうかがいます。森さんは啄木記念館の館長であるとともに、国際啄木学会理事・事務局長も務める近代文学の研究家です。
  • 啄木記念館には去年の12月からお勤めだそうですが、館長さんの仕事はお忙しいですか。

森さん) 来館者のお相手もありますが、あちこちで講演を頼まれたりして忙しくしています。啄木研究のほかに、啄木が部屋を借りていた齋藤家のかまどのための薪割りなどもあるんですよ。

  • 啄木の作品との出逢いはいつごろですか。

森さん) 最初に務めた会社が、海外輸出産業で、海外要員だったのですが、いざ海外赴任、という時に病気が見つかって3ヶ月入院したんです。そのとき、伯父である森荘已池(もりそういち 直木賞作家)の本を読んだんです。初めて自分の母校(盛岡中学 現盛岡一高)の先輩に、賢治がいる、啄木がいる、と思って本を買って勉強しました。そのころ新聞の夕刊に小さく載っていた「関西啄木懇話会」の催しに行ったのが始まりでした。

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