生誕140年シンポ
「与謝野鉄幹の再評価を」
- 明治中期から昭和初期の浪漫主義の代表的歌人で、与謝野晶子の夫でもある与謝野鉄幹の生誕140年を記念したシンポジウムが7日、鉄幹が創設にかかわった芸術系の専門学校「文化学院で開かれた。
- シンポでは、近代短歌史を専門とする天理大学の太田登名誉教授が講演し、「晶子や石川啄木など、『明星』から育った歌人の存在が大きかったため、鉄幹の業績が見過ごされてきた。女性歌人の育成など、当時の文学界の先駆者として、再評価をしなければならない」と語った。
(2013年12月8日 読売新聞)