〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

新作かるた製作、イベント続々 没後100年 石川啄木再評価

天才詩人、石川啄木が亡くなって100年の今年、啄木の生涯と作品を顕彰しようという取り組みがめじろ押しだ。新しい啄木かるたの製作や企画展、フォーラムの開催に加え、東日本大震災で流失した陸前高田市高田松原」の歌碑再建まで計画されている。活動の中心となっている石川啄木記念館は「大震災とともに、ふるさとを愛した啄木が再評価されている」として、全国への発信力を強める考えだ。(原圭介)

  • 記念事業は、同記念館で6月30日まで企画展「啄木からのメッセージ〜今日を見つめて」を開くほか、没後百年記念誌発刊や記念フォーラムなどを予定。
  • 流失した高田松原の歌碑再建は、石川啄木没後百年記念事業実行委員会が計画している。歌碑は平成25年2月20日(啄木の誕生日)の再建を目指す。
  • 問い合わせは、石川啄木記念館(電)019・683・2315または盛岡市ブランド推進課(電)019・603・8001。

(2012-05-08 産経ニュース)