《関連イベントに参加しての私的レポート》
<その 6 >
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盛岡大会記念短歌大会表彰式
審査結果 応募総数 572首
- 最優秀賞
ローマ字で日記を書いた啄木の真似をしてみる君への手紙
越田 健介 中学 3年 神奈川県
- 優秀賞
たく木の本を読んでるお母さん秋に合うって言っていました
長野 朗大 小学 3年 青森県
「行ってきます」握手のたびに弱くなる節くれだった父の手のひら
谷川 紅緒 大学 3年 東京都
- 入選
紅の校庭にふたつ影伸びて十七歳の夏終わりゆく
鈴木 加成太 高校 3年 愛知県
啄木が天才詩人と言われてるわけは短い人生にもある
五十嵐 翔 小学 4年 岩手県
このまちを出てゆくことに決めたから大きくなると約束するよ
牧原 礼佳 大学 2年 東京都
- 選者賞
<今野寿美賞>
啄木のほんとの名前知ってるよはじめという名のおわりの末っ子
東山 瑠々花 小学 4年 岩手県
<三枝昂之賞>
啄木の顔はとってもかわいいの今ならジャニーズきっと入れる
高峯 亜美 小学 4年 岩手県
<文屋亮賞>
立ち止まり周りを見れば海広く 自分のなやみ くだらないもの
内田 嶺夢 小学 6年 岩手県
<松平盟子賞>
キラキラと かがやく川は さけの里 いってらっしゃい おかえりなさい
古舘 歩乃佳 小学 4年 岩手県
<望月善次賞>
新しき今日/新しき靴を履き/新しき我少し演じる
工藤 玲音 高校 2年 岩手県
- 学校賞
- スピーチ
《最優秀者 越田健介》
受賞できるとは思っていなかったのでびっくりした。小学6年生の受験勉強で使われ始めた短歌で初めてトライしたら最優秀賞でうれしかった。
《選者 三枝昂之》
お読みになるとわかるように、レベルが高い。啄木の歌の作り方そのものの歌もある。とても頼もしい。これを機会に短歌を作り続けて日本の伝統を新しくしていってほしい。
(国際ミニ講演<II>につづく)