〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の交友録【盛岡篇】タウン誌「街もりおか」


【連載中「啄木の交友録」(コピー)】


  月刊誌「街もりおか」
啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏
   2009年5月号(No.497)〜2010年1月号(No.505)

1. 金田一 京助 啄木の人生の転機には、いつも京助の姿が浮かぶ。母性愛に近い愛情で啄木を愛し、育て、支え続けた。(2009-05)
2. 佐藤北江 単なる同郷のよしみや編集長と一校正係という関係を超えて、啄木という人間に対する深い理解があった。(2009-06)
3. 小林 茂雄 「彼(啄木)にはどんな悲しいどんぞこにあつても、大きく口をあいて笑ふだけの余裕は…持つて居つた」(2009-07)
4. 伊東 圭一郎 圭一郎が著した『人間啄木』には、啄木の生き生きとした姿がふんだんに描かれている。(2009-08)
5. 野村 胡堂 胡堂は盛岡中時代に小説や評論を書き、雑誌を発行。これに刺激を受けた啄木は回覧雑誌を発行して張り合った。(2009-09)
6. 上野 サメ サメは啄木と同僚となった当時、すでに婚約していたが、「啄木はすぐに何でも歌にするから…婚約者があるなんて…だまっていたよ」と、回想している。(2009-10)
7. 冨田 小一郎 よく叱る師ありき 髯の似たるより山羊と名づけて 口真似もしき(『一握の砂』啄木)(2009-11)
8. 小田島 孤舟 啄木は、詩集『あこがれ』を出版した天才少年詩人として名高かった。孤舟にとっては年下だが、まさに<あこがれ>の人だったことだろう。(2009-12)
9. 小野清一郎 校友会雑誌の理事を務めていた清一郎が、啄木に寄稿を求めた。「年若き旅人よ……」で始まる啄木のエッセイ「一握の砂」は盛岡中の後輩たちを叱咤激励するメッセージで綴られた。(2010-01)

            • タウン誌「街もりおか」に連載中