【ツユクサ】
「啄木 未来への風」
国際啄木学会創立20周年記念函館大会は、函館市で9/5-7の3日間行われた。
- 研究発表
- 国際シンポジウム
テーマ「海外における『一握の砂』の受容をめぐって」
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- 台湾の高淑玲さんは「台湾では各地で短歌会の活動が続けられ、歌集も多く出版されている」と紹介した。
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- 米国生まれのチャールズ・フォックスさんは啄木短歌が米国人に読まれるかについて「感傷的な内容が多く、これは受容されている」、「大都会の孤独をうまく表現されている歌もある」と紹介。
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- 韓国の孫順玉さんは、五七五のリズムについて「韓国語でもできる。訳す際、少し語句を挿入し、定型のリズムを生かす」と披露した。
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- インドのウニタ・サチダナンドさんは、「日本文学に対するインド文学者の興味が大きくなっている」と述べた。
- 対談
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- 現会長の太田登さんと前会長の近藤典彦さんが、国際啄木学会20年間の歩みを振り返った。
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- 学会名に「国際」を付したことは先見の明があった」と振り返り、「国際化」「学問としての啄木研究」を主要な成果に挙げた。
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- 「研究が学会内にこじんまりとまとまり、国内に発散していっていない」との指摘があった。
(2009-09-09〜10 岩手日報)