〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「犀星は啄木におんぶした」

キョウチクトウ


「犀星は啄木におんぶした」

  • 安宅夏夫氏が「人物研究」第19号(近代人物研究会出版 2007年6月刊)に「犀星は啄木におんぶした」を発表した。
  • 「故郷は遠きにありて思ふもの」は室生犀星の独創ではなく、石川啄木の『我等の一団と彼』に登場する高橋という人の言葉「故郷は遠くから想ふべき處で、歸るべき處ぢやない。」を元にしているのではないかと考察した。

(2007年7月9日 産經新聞 石井英夫「蛙の遠めがね」)