〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

受賞! 国際啄木学会盛岡支部 --もりおか暮らし物語賞


[ウメ]


暮らし物語賞に5団体・人 盛岡市 ブランド推進に貢献 フォーラムで表彰

  • 盛岡ブランドフォーラム2017(盛岡市、盛岡ブランド市民推進委員会主催)は28日、盛岡市中ノ橋通のプラザおでってで開かれ、2016年度もりおか暮らし物語賞の表彰式が行われた。
  • 今年度の受賞者は、国際啄木学会盛岡支部、いわてアートサポートセンター、盛岡南部鉄器協同組合青年部、本町振興会、小笠原正治さんの4団体1個人。さまざまな形で盛岡ブランドの推進に寄与してきた個人団体をたたえた。
  • 国際啄木学会盛岡支部は、石川啄木研究の推進を図るため、1989年に発足。支部会報の発行や啄木忌前夜祭の運営に毎年度取り組む他、昨年11月には国際啄木学会盛岡大会を開催するなど、さまざまな活動により啄木を顕彰し、市民が啄木と親しむ機会を提供している。
  • 小林芳弘支部長は「啄木研究という分野の地味な活動をこうして評価していただきありがたい。会員の高齢化が課題で、多くの若い方に興味を持っていただける活動をしたい」と話した。

(2017-01-29 盛岡タイムス)記事


「あなた啄木派?賢治派?」盛岡 〜4/9


啄木と賢治、テーマ別に2人対比 盛岡で企画展

  • もりおか啄木・賢治青春館は4月9日まで、第74回企画展「あなた啄木派?賢治派?」を開いている。2人を対比するテーマは「ビールとサイダー」「ストライキ」「音楽」など。陸前高田市生まれの作家佐藤竜一さんの著書「石川啄木宮沢賢治の人間学」や、岩手日報社の連載「啄木と賢治の肖像」などを基にパネルで構成した。
  • 教育者として熱心で、児童、生徒から慕われた共通点がある一方、酒や方言に対する態度には大きな違いがあり興味深い。
  • 同館が昨年の来館者らに行ったアンケート結果も公表。好きな作品の1位は、賢治が「銀河鉄道の夜」、啄木が「不来方の〜」の短歌だった。会期中、2人についてメッセージを書いたり、啄木派か賢治派か投票シールを貼ったりするコーナーを会場内に設けている。

(2017-01-29 岩手日報

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