[カエデ] 《産経抄》 石川啄木が処女歌集の出版契約を結んだ日は、長男の真一が生まれた日でもある。明治43(1910)年の秋、当時20円の稿料は病弱な息子の薬代となった。見本刷りに目を通したのは、生後3週間で天に召されたわが子を火葬した日の夜という。 …
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