〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-01-07から1日間の記事一覧

石川啄木 没後100年 道内外で記念行事続々

北海道と縁が深い歌人石川啄木(1886〜1912年)が亡くなって、4月13日で100年。不世出の歌人の「没後100年」に合わせて、道内外でさまざまな記念事業が予定されている。 ○ 岩手 6/2 「啄木ゆかりの地サミット」岩手県盛岡市渋民文化会館 4月以降 石川啄木記…

2012年度 啄木コンクール作品募集

短歌作品 20首 テーマ 主題・内容は自由 表現形式 定型、口語・自由律 いずれも可 応募先 101-0064 東京都千代田区猿楽町1-4-8 松村ビル401号 新日本歌人協会「啄木コンクール」係 応募締切 2012年1月31日(当日消印有効)

1月1日付・大切なもの

〈何となく今年はよい事あるごとし 元日の朝、晴れて風なし〉。石川啄木がこの歌を詠んだのは25歳の正月。借金苦に身内の不幸が重なり、八方ふさがりだった。苦境脱出の願いを元旦の澄み切った空に託したのだろう。 大震災の年から一夜明け、誰しもが、良き…

復興元年つながる心/等身大の思想で希望を紡ぐ

<何となく 今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風無し>(石川啄木) 新しい年が明けた。仮設住宅で暮らす人がいる。ふるさとから遠く離れ、避難生活を余儀なくされている家族がいる。仕事がなければ、将来の見通しも立たない。…いつもとは違う正月の風…

今年はいい事が沢山あってくれ--啄木

[龍] 啄木の新年 明治45年(1912年)の元日、石川啄木は人生最後の年の日記をこう書き出している。<一月一日 今年ほど新年らしい気持ちのしない新年を迎えたことはない。というよりは寧(むし)ろ、新年らしい気持ちになるだけの気力さえない新年だったとい…