〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2008-11-08から1日間の記事一覧

『民子』

【ねこ】 『民子』 浅田次郎 著 角川書店 2001年 1575円 民子が忘れられない。 彼女は夜ごとチャブ台の かたわらに座って、 一文にもならぬ私の原稿を読んでくれた。 「とてもいいわ、その調子よ」 民子の姿形年齢職業、二人の間柄までを想像してみる。実は…