ウーマンエキサイト コミックエッセイ【夫婦・子育ていまむかし Vol.13】
あの有名な石川啄木の短歌の背景にズッコケる 〜文豪クズ男列伝〜
今回の主人公はわずか26歳で夭折した明治の天才歌人、石川啄木(1886ー1912)。
この人に限らずですが、若くして亡くなった文豪や芸術家には儚さや、芸術のために人生を捧げたようなクリーンなイメージがありませんか?
特に石川啄木の代表作である『一握の砂』なんてもうタイトルからしてもの悲しいし、とにかくずっと生活に困窮していかにも『清貧』という人生を送っているかのような印象でした
こんな苦労と悲しみばかりを背負ったような啄木さんにどんな裏の顔が…?
はたらけど はたらけど
猶 わが生活(くらし)楽にならざり
ぢつと手を見る
引用:「一握の砂」石川啄木
高度経済成長期並みに働いても税金取られて物価は上がって生活レベルが全然上がらない…まるで現代、ワタシたちのこと言ってます? と思うほど時代を越えて庶民の共感を呼ぶ名歌。
……なんですが。
知ってました?
啄木の死後残されていた大量の借金メモ。
それも、生活のためと言いつつ実はほとんどが遊興費に消えていた…なんて。
友人たちにお金を借りては寿司や天ぷらを食べたり芸者や娼妓遊びに入れあげていた、とんでもない『たかり屋』だったなんて!
ところで、そんな彼の幼少期、育った環境はというと…。
お金にルーズで逃げ癖があるのは父親譲り…?
そんな自分の弱さに向き合って、言葉を磨き抜いて、清らかささえ感じられるほどの作品として芸術の域にまで昇華できる人はなかなかいません。やはり天才…石川啄木!
コミックライター tomekko
(2023-06-29 ウーマンエキサイト)
女遊びに狂って借金まみれ!…あの有名な石川啄木の短歌の背景にズッコケる 〜文豪クズ男列伝〜【夫婦・子育ていまむかし Vol.13】|ウーマンエキサイト(1/2)