〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

<不来方のお城の草に寝ころびて/空に吸はれし/十五の心> 啄木

フジ

春秋

「大という字」を考える

  • 石川啄木の最初の短歌集「一握の砂」から。<不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて/空に吸はれし/十五の心>。不来方の城は故郷岩手県盛岡城のこと。
  • 啄木と同じ旧制盛岡中学の後輩、宮沢賢治の詩集「春と修羅」から。<…からだを草に投げだせば/雲には白いとこも黒いとこもあって/…>

(2023-04-24 西日本新聞

 

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