2021-02-11 啄木絶筆の短歌を陶板にした歌碑 東京 小石川 啄木 広場 クリスマスローズ 文学碑の散歩道 /20 小石川・住居跡地辺り-石川啄木 最後の短歌2首 命の終わりを前にして /東京 石川啄木(1886~1912年)が最後に住んだ小石川の家の跡地辺りに、絶筆の短歌2首を陶板に記した歌碑が建てられている。 「呼吸すれば、/胸の中にて鳴る音あり。/ 凩よりもさびしきその音!」 「眼閉づれど/心にうかぶ何もなし。/ さびしくもまた眼をあけるかな」 どちらの歌も死後に発見され、歌集「悲しき玩具」の冒頭に置かれた。肺病に侵され弱り切った自らを描き、読者に悲しみを催させる内容だ。 隣接の高齢者施設の1階には「石川啄木顕彰室」が開設され、関係資料を展示している。 (2021-02-11 毎日新聞) 文学碑の散歩道:/20 小石川・住居跡地辺り-石川啄木 最後の短歌2首 命の終わりを前にして /東京 - 毎日新聞