【9月1日付編集日記】
うれしかった思い出と
- あるのが当たり前と感じていて、なくなった後に悲しみが押し寄せてくるものがある。ふるさとに入りて先(ま)ず心傷むかな道広くなり橋もあたらし(石川啄木)。古里の山々や建物もそうした感慨を抱かせる。
- がんばった自分へのご褒美に、少しだけ背伸びしていい物を買ってみようか。そんな時はやはりデパートだ。
- とうとうこの日が来た。きのうの福島駅前は休日明けの月曜日なのに、多く人であふれていた。高くそびえるビルを見つめたり、携帯電話を向けて写真に収めたりする人の姿が目立った。中合福島店。146年間、お疲れさまでした。
(2020-09-01 福島民友新聞)