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石川啄木の「釧路の愛人」不倫じゃなかった!?
- 明治を代表する歌人の一人・石川啄木。北海道の釧路に赴任中に「小奴」という芸者の女性と恋に落ちたとされていますが…新たにみつかった小奴の肉声から定説を打ち消す内容が分かりました。
- 「小奴といひし女のやはらかき耳たぶなども忘れがたかり」…小奴は、啄木が通っていた料亭で働いていた女性。このとき啄木は、単身赴任で妻と子を小樽に残していました。「恋多き男」…長い間そう考えられていました石川啄木ですが、地元の研究者らがこの通説に疑問符を投げかけました。約5年前に小奴の肉声が収められたテープがみつかったのです。それは、1962年6月に市内で当時の研究者らが行った71歳になった小奴のインタビュー。
その内容とは…
小奴(肉声)
「機会があったら奥さんこっちに呼んだほうがいいですよ。奥さんと友だちにしてもらって遊びによせてよ」と言ったら、啄木は「ああ、来てちょうだい」って。そんなふうだから「あなたのこと好きだとか嫌いだとかいう話はただのいっぺんもしたことない。私たちの仲はね」
- 釧路啄木会の北畠立朴会長「そういう関係ではないとことをはっきり主張している貴重な資料だと思う」
- アナウンサー「しかし、啄木が小奴をどう思っていたかは謎のまま。110年の時を経てもなお、人間啄木の研究は尽きることはありません」
(2018-01-22 北海道テレビ)
HTB NEWS(小奴の肉声が入る)