[ヒサカキ]
「盛岡文士劇」東京に進出 脚本家・内館ら出演
- 普段は表舞台に登場しない作家らが演じる「盛岡文士劇」が東京にやってくる。28、29日に新宿の紀伊国屋ホールで上演される。出演は脚本家の内館牧子や作家の平野啓一郎ら。今回は俳優だけに徹する。
- 文士劇とは、三島由紀夫や石川啄木らが出演した作家による素人芝居のこと。40年前まで東京でも開催されていたが、今は「盛岡文士劇」が唯一とされる。
- メインの演目は「みちのく平泉 秀衡と義経」。源氏、平氏、朝廷の三つどもえの戦いを描く。後白河法皇役の日本文学研究者・ロバート・キャンベル。頼朝の妻北条政子の父・時政を演じる言語学者の金田一秀穂。(江戸川夏樹)
(2017-01-19 朝日新聞)