〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

かるた活用「ふるさとの山に向ひて…」


[マユミ]


短歌かるた活用を 啄木祭実行委、児童施設に寄贈

  • 今年生誕130年を迎えた石川啄木の啄木祭実行委は9日、盛岡市上厨川の土淵児童センターに「啄木かるた100首」を贈った。同実行委はかるたを市内の児童センターや学童クラブなど計77カ所に寄贈し、児童に啄木作品に親しんでもらう。
  • かるたは表側に「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」など、歌集「一握の砂」「悲しき玩具」から選んだ有名な短歌100首を印刷。取り札は下の句のみが記されている。裏側には啄木が好んだといわれるキツツキを愛らしく描いた。

(2016-06-11 岩手日報