- 第10回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2015)は21日に最終日を迎え、団体戦では盛岡四高が水戸葵陵(きりょう、茨城県)との決勝に勝利し、初優勝を収めた。個人戦では、盛岡四の土谷映里さんが「似」の題で詠んだ作品「まだ君は眠ってるだろう/静けさの/自転車置き場は海に似ている」で優秀作品賞を受賞した。
- 団体戦決勝の題は「願」。盛岡四の武田穂佳さんが「新しく生まれたい夜/願いこめ/二十枚の爪すべてを磨く」を披露。見事優勝を決めた。
- 特別審査員の歌人・小島ゆかりさんは講評で、作品については「まず短歌の形式としてのリズムをきちんと持って、かつ三行詩としての光があることが、啄木を顕彰する短歌甲子園の目指すところ。いろいろなことを学ばせてもらった」と述べた。
(2015-08-22 盛岡タイムス)
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