〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

学びの意欲 老いず

八幡平市・「四葉大学」本年度閉講式
  活動継続へエール送る 山本さん(啄木記念館 元学芸員

  • 八幡平市の下町老人クラブ生涯学習教室「四葉大学」の閉講式は20日、同市平笠のいこいの村岩手で行われた。
  • 石川啄木記念館の学芸員を長く務めた山本玲子さんが、「石川啄木 父への思い」と題し講演。山本さんは、盛岡市出身の啄木の父・石川一禎の生涯や啄木との関わりを、歌や日記を紹介しながら解説した。
  • 啄木は父や高齢者の姿を通し、大人が元気でなければ子は悲惨。大人が楽しんでいる姿を見せれば、子も将来に自信を持てるーと感じていたとし、山本さんは「新しい時代を受け入れ、あらゆる事に興味を持つハイカラな高齢者になってほしい。その姿が若者に希望を持たせ、元気を与える」と呼び掛けた。

(2015-01-21 岩手日報
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