声で伝える「啄木と賢治の世界」 東京で朗読会
- 講演と朗読で楽しむ「啄木と賢治の世界」は3月29日、東京都中央区の八重洲ブックセンター本店で開かれた。
- 啄木の魅力を新たな視点で探る「石川啄木入門」(桜出版)の出版を記念して同センターが主催し、著者の池田功明治大教授が講演した。
- 池田教授は「借金や親不孝といった啄木の負のイメージに反対したい」と啄木が残した借金メモに着目。父親から借りた金額も記す律儀な一面や、金を貸した金田一京助が「踏み倒す心なら、こんなに克明に書き並べておくはずがない」と感心したというエピソードを紹介した。
(2014-04-01 岩手日報)