2012-04-12 啄木の墓なぜ函館に あす没後100年 歌、友…人生に転機 啄木 広場 明治の歌人・石川啄木が没してから13日で100年を迎える。故郷の盛岡市のほか、函館・大森浜を眼下に望む立待岬の石川啄木一族の墓でも「啄木忌」が営まれる。啄木の骨は生前132日間しか滞在しなかった函館で土に返った。啄木にとって函館は、永眠するほど縁の深い土地だったのだろうか。 墓碑の裏には、啄木を物心両面で支えた函館の歌人宮崎郁雨に宛てた手紙の一節「おれは死ぬときは函館に行って死ぬ」との文言が刻まれている。 (2012-04-12 北海道新聞 夕刊)