〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木文学散歩 岩手県盛岡市 啄木であい道 <その 3 >

啄木文学散歩・もくじ


<啄木であい道><その 3 >


夕ぐれの夢/盛岡中学時代の雅号 翠 /明治三十四年九月/回覧雑誌 秋草より
    啄木




花ひとつ/さけて流れてまたあひて/白くなりたる/夕ぐれの夢
    石川翠江




今日もまた胸に痛みあり/死ぬならば/ふるさとに行きて死なむと思ふ。
    石川啄木




ひぐるまは焔吐くなる我がうたに/ふと咲き出でし黄金花かな
    石川節子




(右)
絵本読む事にあきて児等二人/土いじりすると庭にありゆく
    石川京子
(左)
       春子
    石川京子の子供
       玲児




(右)
花にやゝ/ふれし袂に/香をとめし/くれゆく春の/かたみとやせん
    葛原対月
(左)
啄木の伯父対月