〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

しんとして幅廣き街の 秋の夜の… 石川啄木


[ウメモドキ]


札幌・大通公園とうきびワゴン危機 売り上げ低迷で

  • 札幌・大通公園の名物、トウモロコシ売りの「とうきびワゴン」が存続の危機になっている。売り上げが最盛期の7分の1に減ったためだ。来年の営業についてはワゴンを運営する札幌観光協会が検討する。
  • ワゴンの人気は焼きとうきび。しょうゆ味ベースのタレが焦げる香りに誘われ、観光客や買い物客が買い求める。
  • 「 しんとして幅廣(ひろ)き街の 秋の夜の 玉蜀黍(トウモロコシ)の焼くるにほひよ 」

  1907(明治40)年、歌人石川啄木はこう詠んだ。

  • 大通公園とうきび売りは明治時代後半に始まったとされる。
  • 担当者は「名物でも経営が成り立たないとダメ。今年の売り上げを検討し、来年春までに存廃を含めて経営をどうするか計画を練りたい」と話す。(古賀大己)