〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『一握の砂』A Fistful of Sands を聴く 3/3 深夜


[ウメ]


3/3 深夜(翌日00:25〜)
J.ブンガク 世界が愛したニホンの感性 NHK教育テレビ
  『一握の砂』A Fistful of Sands 石川啄木

朗読-4

   若しあらば煙草恵めと
   寄りて来る
   あとなし人と深夜に語る


   can you spare me a cigarette?
   i talked in the wee hours with a
   tramp who came up to me


   真白なる大根の根の肥ゆる頃
   うまれて
   やがて死にし児のあり


   just as the white radish roots were growing fat
   this one child
   was born, then soon died

  • 杏「『一握の砂』の最後の八首は生まれたばかりで死んだ息子の歌。啄木は、思い出は共有できなかったけれど、君が存在したことはこの本の中にあるよ、と言いたかったのかな」
  • セイラ「せつないけど、あったかいね」