〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

【次代への名言】妻夫(めおと)物語編(12)  

  • 「膝くめば妻はかわゆし銭ほしゝ/わざくれ(自暴自棄となり)今日も我を喪(うしな)ふ」(与謝野鉄幹
  • 故郷の大阪・堺を飛び出して上京した鳳(ほう)晶子と与謝野鉄幹(てっかん)が明治35(1902)年のきょう、入籍したころのことである。
  • このころ、晶子と初めて対面した夭折の詩人、啄木はその感動を次のように記している。「吾(わ)れは晶子女史に見る。凡人が近づくべからざる気品の神韻(しんいん)を」

(2011-01-13 産経ニュース)