2011-01-13 【次代への名言】妻夫(めおと)物語編(12) 啄木 広場 「膝くめば妻はかわゆし銭ほしゝ/わざくれ(自暴自棄となり)今日も我を喪(うしな)ふ」(与謝野鉄幹) 故郷の大阪・堺を飛び出して上京した鳳(ほう)晶子と与謝野鉄幹(てっかん)が明治35(1902)年のきょう、入籍したころのことである。 このころ、晶子と初めて対面した夭折の詩人、啄木はその感動を次のように記している。「吾(わ)れは晶子女史に見る。凡人が近づくべからざる気品の神韻(しんいん)を」 (2011-01-13 産経ニュース)