【『一握の砂』表紙】
『一握の砂』を読む -「啄木の息」管理者
- 啄木の生きた時代は、"人間使い捨て"の時代でもあった。啄木が自らの命の結晶として作った『一握の砂』には、現代の「格差」社会に苦しむ人たちの共感を呼ぶ歌もたくさんあるにちがいない。
- 二首一ページ、四首見開きで読ませることは、『一握の砂』にとってはなくてはならない仕掛けだった。
- かれの三行書き短歌は美しい三行詩でもある。読者は一行ごとに、歌と行分けが要求する小休止を置きながら、味読してほしい。
(「まえがき」より)
【四首見開きページと詳しい脚注】
目次
- まえがき
- 一握の砂
- 補注
- 【解題】
啄木略伝
『一握の砂』ができるまで
『一握の砂』の特質
超一流の啄木研究者である近藤典彦氏 編の『一握の砂』からは、啄木の息の音が聞こえてくる。詳しい脚注・補注もうれしい。
【解題】の部分だけでも厚みのある本一冊分の内容を含んでいて、わくわく・ドキドキする。
これから『一握の砂』を読む人も、もう持っている人も、新しく求めるときは、コレ!