〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『エアバスA380 まるごと解説』話題の巨人機のすべて

モックアップ展】
<背もたれが薄い A380型機日本路線就航記念座席>


エアバスA380 まるごと解説』

昨年10月、オール2階建て、世界最大の旅客機エアバスA380が世界初就航した。その開発から初就航までを解説している。
「はじめに」で著者が言っていることに深く同意した。
「旅客機は乗客を目的地へ運べばいいというだけの乗り物ではない。…旅は飛行機に乗ったときから始まるべき…」「目的地を決め、そこに行くためのエアラインを選ぶのではなく、<この飛行機に乗ろう>という思いが先にきて、その就航地の中から旅のプランを決める」
搭乗ドキュメントがすごい。
「音もなくふわりと舞い上がった」「揺れを感じない」「類いなき静寂性」「ワゴンサービス中の横を難なく通り抜けられる通路幅」「社会福祉施設に寄贈された600席分の落札額1億4,000万円(最高落札額は、スイート二人席で1200万円)」


「あの飛行機に乗ってどこかへ行きたい」と、コラムの言葉にあった。非常に深く同意した。
(この5月20日エアバスA380は成田到着の予定だった。しかし、強風と大雨のため中部国際空港へ替わってしまったのは残念)