〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「歌う記者 石川啄木」朝日新聞連載-11

クンシラン開く】                


  おれが若しこの新聞の主筆ならば、
  やらむ──と思ひし
  いろいろの事!
              石川啄木


連載-11
「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 東京朝日新聞編集長・佐藤北江は、16歳で自由民権運動の結社に加わり、現在の岩手日報の記者となった。
  • 20歳で上京。入社した新聞社が翌年買収されて東京朝日新聞となったため、そのまま移籍し、死ぬまでの27年間編集記者を務め、うちほぼ20年を編集長として貢献した。
  • 私心がなく無欲。啄木にとって願ってもない金づるだった。

(2008-02-16 朝日新聞夕刊)