〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木が泊まった岩見沢

【駅人話】岩見沢
  歴史示す古レール

  • 岩見沢の顔、街のシンボルとして、戦火をくぐり抜け、街の盛衰を見守った駅舎が2000年12月10日未明、火事で焼け落ちた。
  • 待ち望んだ新駅舎は2009年3月、市の施設とつながった複合駅舎として開業した。
  • 駅の歴史は古い。開業は石炭を小樽へ運ぶ幌内鉄道の札幌―幌内間が開通した1882(明治15)年。1908(明治41)年に小樽から釧路に向かう石川啄木が、姉が当時の駅長夫人だった縁で1泊したという逸話も残る。
  • 駅北側の古いれんが造りの「レールセンター」は「大切な鉄道遺産」。1899(明治32)年建造とされる。中かられんが壁を支える多数の古レールの柱の中に、道内最古という1876(明治9)年米国製の輸入レールもある。(高橋賢司)

(2011-06-06 朝日新聞>マイタウン>北海道)



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