啄木の息

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

そこに大切なものが…「おっぱいバレー」

【なつみかんの砂糖漬】


おっぱいバレー

  • 水野 宗徳 著 泰文堂
  • 2007年 1,260円

部室で麻雀ばっかりやっているバレーボール部の男子中学生たちが、新しく顧問になった女性の先生とありえない約束を交わす。「地区予選で優勝すれば \(>o<)/ 」。契約成立してからの彼らは、激しく練習に取り組み・・・。


題名でつまずくが、実は転んでいられない真っ向勝負の話。
教師をただの職業とするような人にはなりたくないという主人公の若い女性は、「日本一の教師を目指している」と語る。
んっ? この言葉、どこかで聞いたぞ。「自ら日本一の代用教員を以て任じて居る」「此の日本一の代用教員たる自分の胸に・・・」石川啄木の小説『雲は天才である』だ。
青い豊かな時代の真っただ中で悩んでいる中学生、20歳はとっくに越えているが中身は中学生のように震えている大人たち。
みかんの郷に風が吹く。