〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2015-01-07から1日間の記事一覧

焼け野原になる日本を啄木が考えもしなかったように……

風土計 岩手日報 晩年の石川啄木には、正月の歌がいくつかある。気分の移りゆく様子が今に通じて面白い。 まずは有名な<何となく今年はよい事あるごとし元日の朝晴れて風無し>。高揚感あふれる元日から、気分は少しずつ下っていく。<正月の四日になりてあ…

いま石川啄木の評伝を書いている ドナルド・キーン

[ナンテン] (漱石 三四郎ふたたび)この年になって時代を脱却したね 金子兜太×ドナルド・キーン」俳人の金子兜太さん(95)と、日本文学研究者のドナルド・キーンさん(92)。ともに太平洋戦争を経験し、戦後は日本の文学に刺激を与えてきた。今年は戦後70…