〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-11-27から1日間の記事一覧

赤の広場で「みすぼらしき」乱れ

元新聞記者で校正担当も務めた経験を持つ石川啄木がこう詠んだことがある。 みすぼらしき郷里(くに)の新聞ひろげつつ、誤植ひろへり。今朝のかなしみ。 故郷岩手の新聞を読み、語句の間違いを見つけたやりきれなさを歌ったものだ。故郷の新聞社の経営状況…

パネルディスカッション「詩歌が思想と出合うとき」12/1

2012年12月1日 午後2時、文化学院13階(東京・お茶の水)。 没後70年の与謝野晶子と北原白秋、没後100年の石川啄木の作品に、思想が与えた影響を探る。参加者は歌人の渡英子、松平盟子、内藤明さんら。会費2000円。 申し込みは、はがきに住所・氏名・電話…

啄木の交友録(42)「街もりおか」

[「啄木の交友録」コピーと11月号表紙] 月刊誌「街もりおか」 啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏 42. 田口 忠吉 2012年11月号(No.539) 田口忠吉は、明治17年に盛岡市本町に生まれた。盛岡中時代に一級上の啄木と知り合った。啄木が主宰していた短歌グ…