〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-11-15から1日間の記事一覧

新収蔵資料で伝える啄木夫婦 盛岡・記念館で企画展

石川啄木記念館の啄木没後100年記念企画展「啄木と節子のモダニズム〜見よ、今日も、かの蒼空に飛行機の高く飛べるを。〜」は盛岡市玉山区の同館で開かれている。明治の新しい教育を受けて独自の哲学と文学論を持ち、幸福で新しい時代の到来を願い続けた夫婦…

小林茂雄:盛岡の医師、生涯たどる初の評伝 友人・啄木の作品背景掘り下げ /岩手

近眼(ちかめ)にて/おどけし歌をよみ出でし/茂雄の恋もかなしかりしか(「一握の砂」所収) 明治期の歌人、石川啄木の友人で歌にも詠まれた医師、小林茂雄(1886〜1952)の初の評伝が出版された。旧制盛岡中学(現・盛岡一高)時代から啄木と親交が深かっ…

我孫子の楚人冠と啄木と <その 3(終)> (講演会 1/6)

啄木文学散歩・もくじ 千葉県我孫子市に啄木を訪ねて <その 3 (終)> 「澤の家」 大正11年に新築したもので、現在記念館にある建物の中では一番年代が古い。門から入ると、左手に母屋(記念館)、右手の坂を下って「澤の家」という配置になる。 展示 ◎ 啄…