〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2012-05-02から1日間の記事一覧

特集 地軸

<啄木と改革> 石川啄木の生きた明治は国力増強の一方、人権が抑圧された生きづらい時代でもあった。「はたらけど はたらけど猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る」。現代の格差社会で、共鳴する人は多いだろう。 「一握の砂」の出た1…

〈はじめての石川啄木〉うそもかわいい人気者

4月13日は歌人石川啄木の命日だった。26歳で病没してから100年、今なお日本で最も親しまれている歌人の一人だが、その本当の素顔と実力は意外に知られていない。 啄木の意外な素顔 実は「天才気取りで生意気な、明るい浪費家だった」と作家関川夏央さんはい…

「啄木さんへ 東北は大変ですが、がんばっています」

[サンシュユ] 天声人語 稼働中の原発はいま1基。これを「風前のともしび」と焦る人。「新たな時代へのカウントダウン」と見る人。萌える緑にも問うてみたい4月の言葉から。 愛知県犬山市の明治村が没後100年の石川啄木へのメッセージを募ったら、数百通が…