〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の歌を詞に 琴の音に似た美しい旋律を紡ぐ組曲「ナンブ」など 3/17

キブシ

南米の民族音楽知って 日本・アルゼンチン外交樹立記念コンサート

  • 日本と南米アルゼンチンの外交関係樹立125周年の今年、同国のギターの巨匠、アタウアルパ・ユパンキ(1908~92年)を敬愛するギタリスト、大竹史朗さん(米ニューヨーク在住)が17日、東京・西新宿の東京オペラシティ・リサイタルホールで記念のコンサートを開く。
  • ユパンキの叙情あふれるギターの音色に魅了された大竹さんは、26歳で東京からニューヨークに拠点を移し、南米フォルクローレの演奏活動を始めた。
  • 以後、米国、日本、アルゼンチンを行き来し、西洋と東洋、南米のそれぞれの音楽が内包する多様な精神性を取り入れながら自身の音楽を追求してきた。これまでの作品には、ユパンキが76年、来日公演の際に広島で詠んだ詩に大竹さんが曲を付けた「ヒロシマ 忘れえぬ町」や石川啄木の歌を詞に、琴の音に似た美しい旋律を紡ぐ組曲があり、バッハの名曲をラテン風に編曲するなどクラシックとの融合も試みる。
  • 午後6時半開演。5000円。詳細は大竹史朗ファンクラブのホームページ。【明珍美紀】

(2023-03-14 毎日新聞

 

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