〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い息づかいに触れてみたい

「朝寝して新聞読む間なかりしを…」石川啄木

f:id:takuboku_no_iki:20191015155020j:plain

ナギナタコウジュ
丹波春秋

シンブンガミ

  • 歌人石川啄木は、「朝寝して新聞読む間なかりしを負債のごとく今日も感ずる」と詠んだ。朝、新聞を開かなかったことを後ろめたく思ったというのだが、この歌に共感する人は今、どれほどいるか。周知のように新聞を購読しない無読層が増えている。
  • 情報源としての存在意義が低くなったことが主要因だが、新聞紙の活用の場が減ったことも一因かもしれない。脚本家の向田邦子は、新聞を三つに分けた。まずは今朝届いた新聞で、日付が変わると、新聞紙(シ)に変わる。さらに3日から1週間たつと、「シンブンガミ」になるといい、「新聞ガミほど便利なものはなかった」。
  • 新聞は今を伝えるが、シンブンガミは昔を思い起こさせてくれる。これも新聞の味わいだろう。あさって10月15日から新聞週間。(Y)

(2019-10-15 丹波新聞)

 

シンブンガミ | 丹波新聞