[風土計 岩手日報]
稲刈り終盤の県内、天候が気になるところ。…
- 収穫の無事を願いつつ、垂り穂の上を飛び交うトンボを目にする。童謡「赤とんぼ」が頭に浮かぶ。
- 初めて訪れた土地だが、親しみを感じていたとされる露風。「故石川啄木君の記念碑が盛岡郊外に建ってゐる。石川君は盛岡付近の渋民村の出身であるからであった」と啄木の存在を挙げているという。盛岡では、求めに応じ短冊や色紙に詩歌を書いた。
- 残念ながら、現在ではそれらの所在は不明。詩歌を紹介した当時の新聞記事も見つかっていない。近藤教授は「盛岡在住の方々のところに、ひっそり眠っている」作品の発掘に期待を寄せる。見つかれば「文学の国いわて」の新たな実りとなるだろう。
(2019-10-13 岩手日報)
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