「五感で触れる天才歌人 盛岡でかるた大会」【盛岡タイムス】
- 第15回啄木かるた大会が18日、盛岡市渋民の渋民文化会館姫神ホールで行われた。
- 競技では、3人1組のチームが向かい合わせに坐り、かるたの札を自陣に50枚ずつ並べ、啄木の短歌が読まれると上の句が読み終わる前に素早く札を取っていた。
- 渋民小3年の菊池櫂君、岩舘良英君、元村修大君の3人は決勝トーナメントに進んだ。「啄木かるたは好きな短歌があり、いっぱい取れるとうれしい。啄木はまじめで努力家で格好いいし、友達を大事にする人だとも思う。もっと啄木のことを勉強したい」と話した。
- 石川啄木記念館の森義真館長は「啄木の歌をかるたを通して覚え、今親しむことが大きい。そして、子どもたちが大きくなったときに古里の思い出とともに、啄木の歌も思い出してもらえれば。大会には函館からチームが来るし、大会の優勝チームが7月には函館に行く。啄木を縁として交流がさらに深まってくれればいい」と期待した。
(2017-02-19 盛岡タイムス)
「白熱、啄木かるた大会 盛岡」【朝日新聞】
「かにかくに渋民村は恋しかり/おもひでの山/おもひでの川」
「かの年のかの新聞の/初雪の記事を書きしは/我なりしかな」
「人といふ人のこころに/一人づつ囚人がゐて/うめくかなしさ」
(2017-02-19 朝日新聞)