〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木最大の理解者・節子の生涯と功績に光を当てて ~9/4


[ドウダンツツジ]


啄木の妻節子の生涯たどる 盛岡で企画展

  • 石川啄木記念館(森義真館長)の第5回企画展「啄木の妻節子」は9月4日まで、盛岡市渋民の同館で開かれている。啄木と同じ1886(明治19)年に生まれた節子も、今年生誕130年。啄木最大の理解者であった節子の波瀾(はらん)万丈の生涯と、その功績に光を当てている。
  • 13歳ごろからの恋を実らせ1905(明治38)年、啄木と結婚するが、結婚式に啄木は現れなかった。2人の結婚を反対する友人に宛て節子は「吾れはあく迄愛の永遠性なると言ふ事を信じ度候」と手紙を書いている。
  • 会場には節子が盛岡女学校(現盛岡白百合学園高)時代に友人と撮影した写真や啄木との写真、履歴書、啄木が亡くなったことを友人に知らせる手紙、節子が亡くなったことを報じた新聞記事など51点を展示。幼少期から女学校時代、結婚してから貧苦、病苦にも耐えた人生を紹介している。
  • 関連行事
    • ギャラリートーク(同館展示室で午後2時から)5/29、6/26,7/31,8/28。
    • 講演会「啄木の妻節子〜貧苦に耐えて」5/28 (午後2時・渋民公民館)

(2016-05-13 岩手日報

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