〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

企画展「啄木ミューヂック」石川啄木記念館 ~1/11


[チヂミザサ]


啄木ミューヂック:音楽に親しんだ石川啄木の魅力紹介 盛岡で企画展 /岩手

  • 盛岡市出身の歌人石川啄木が教員時代に弾いたオルガンや自ら作詞した歌の楽譜などを並べた企画展「啄木ミューヂック」が、同市玉山区渋民の石川啄木記念館で開かれている。音楽に着目した展示は初めてで、森義真館長は「執筆作品だけでない新しい啄木の魅力を感じてほしい」と話している。
  • 展示品は、啄木が弾いたとみられるバイオリンやワーグナーを聞いたことが記された日記など約60点。五線譜ではなく、数字で音階を表した楽譜に啄木作詞の歌詞が書かれたものもある。
  • 記念館によると、谷村新司さんの「昴(すばる)」や石原裕次郎さんの「錆(さ)びたナイフ」の歌詞など、現代の歌謡曲にも啄木の短歌がモチーフとなった作品は多い。森館長は「啄木の作品が今も愛され、生き続けている証しです」という。(来年1月11日まで)【浅野孝仁】

(2015-10-14 毎日新聞

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