〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木104回忌 函館の墓前に50人

  • 歌人石川啄木の104回忌が13日、函館市で行われ、関係者ら約50人が立待岬近くにある石川啄木一族の墓の前で手を合わせた。
  • 啄木は1907年5月から130日ほど函館に滞在、地元小学校で代用教員や新聞記者として働いた。その後、市街の大半を焼く函館大火に遭遇、札幌に向かう。東京で亡くなったが、妻の希望で啄木が愛した函館に遺骨が移され、故人を慕う人たちが墓を建てた。
  • 啄木の1周忌に結成され、戦時中を除いて毎年「啄木忌」を開いている「函館啄木会」の岡田弘代表理事は「参列者も高齢化しているが、お墓が函館にある限り続けていきたい」と話していた。

(2015-04-14 読売新聞)

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