〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

泣菫と詩歌人、交流の軌跡 書簡集第2弾を刊行 -岡山

  • 石川啄木北原白秋高浜虚子与謝野晶子らの詩歌人が、倉敷市出身の詩人、薄田泣菫(すすきだきゅうきん)(1877〜1945)に宛てた手紙やはがきを収めた「倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 詩歌人篇(へん)」が発刊された。泣菫の親族から寄贈を受けた書簡など計約1700点の分析をしている市のプロジェクトチームが、昨年出版した「作家篇」に続いてまとめた。
  • 歌人篇では30人の書簡187通を紹介していて、うち161通は未発表だという。泣菫にあこがれる後輩詩人らとのプライベートな交流をはじめ、泣菫が編集にかかわった文芸雑誌への原稿依頼や原稿料についてのやりとりなど様々な内容の手紙がある。(三浦宏)

(2015-04-07 朝日新聞

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