〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「空気は今や少しも流動しなくなった」石川啄木はそう書いた…


[ネズミモチ]


<小社会>  高知新聞

  • 「ジョン万 銀座で死す」。先日の高知新聞に躍った見出しに引きつけられた。幕末の偉人、ジョン万次郎は1898(明治31)年11月12日、京橋区弓町8番地で亡くなっている。それが銀座2丁目の一等地であることを東京の研究会がほぼ特定した。
  • 国会で審議中の特定秘密保護法案。行為を伴わなくても秘密を漏らすよう働き掛けたり、誰かと計画を話したりしただけで罪に問われる恐れがあるといわれる。
  • 「空気は今や少しも流動しなくなった」。大逆事件が社会に与えた影響を石川啄木はそう書いた。息苦しい時代に戻るわけにはいかない。

(2013-11-14 高知新聞>小社会)