〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

福岡の啄木歌碑 <その2>

啄木文学散歩・もくじ


福岡市城南区南片江にある啄木歌碑-2


「啄木歌碑 2」

説明プレートの左にある、半ば土に埋もれた大きい石が啄木歌碑。






   かにかくに渋民村は恋しかり
        おもひでの山
         おもひでの川
                石川啄木



枯れ葉を払って読む。
この字は、「渋民の斎藤家入口の歌碑の拓本をもと」(『啄木文学碑紀行』)にしている。






この歌碑そのものは、大変わかりにくい場所にある。
北原白秋の歌碑が見つかったら、その真向かい。また、「かにかくに…」の説明プレートを目印にすると見つけやすいかと思う。






「かにかくに」の歌碑と説明プレートの向こうには美しい林が並んでいる。





「文学碑一覧の看板」
若山牧水与謝野晶子正岡子規斎藤茂吉、なども載っていた。
この「片江風致公園」には、看板に載っていない碑も含めて全部で90基くらいあるらしい。






原生林(?)に近いような樹木たちのなかに、点々とある石碑群。
静かな森をさまよい、歌碑を見つけて歩くことはなかなか楽しかった。


  • 片江風致公園 
    • 福岡県福岡市城南区南片江4-41-12


(福岡の啄木歌碑 おわり)