福島県会津美里町の法用寺に啄木歌碑を訪ねて <その 3 (終)>
「三重塔」福島県指定重要文化財
法用寺は、境内に入ったときから厳かな空気が漂っていた。三重塔は木組みが複雑で、つい見とれてしまうほど美しかった。
この写真でいうと、「三重塔」のちょうど真後ろ(数メートルくらい)の場所に説明板と啄木歌碑が建っている。
「みのり豊かな会津盆地」
寺が高台にあるため、境内からは会津盆地の黄金の稲穂と連なる山と家並みの景色がのぞめた。
昨年の3.11東日本大震災の被害により、ここ福島県会津美里町には原発20キロ圏内の楢葉町から千数百名の方々が避難していたそうだ。
啄木が知らなかった町に啄木歌碑が建っている・・・、その理由がわかるような気がした。
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