2012-08-12 石川啄木ほど望郷の念をたくさん詠んだ歌人は珍しい・・・ 啄木 広場 [ノウゼンカズラ] 西日本新聞>コラム > 春秋 石川啄木ほど望郷の念をたくさん詠んだ歌人は珍しい。岩手県・渋民村(現盛岡市)のふるさとを「石をもて追はるるごとく」出たものの、都会では「ふるさとの訛(なまり)なつかし」と停車場の人混みへ聴きに行く 「ふるさとの山に向ひて言ふことなし」「かにかくに渋民村は恋しかり」。漂泊の歌人の魂は故郷の野山を駆け巡ったことだろう お盆の帰省が最盛期に入った。混雑を経てたどり着くのはどんな故郷だろう。 (2012-08-12 西日本新聞朝刊>コラム>春秋)