- 白老町の仙台藩白老元陣屋資料館で、特別展「鉄道の起り、産業の興り」(苫小牧民報社後援)が開幕した。明治時代の鉱山開発を端緒に、本道経済の発展を担った鉄道の歴史を関連資料約80点と共にひもとく企画。初日は基調講演や展示解説も行われた。
- 基調講演では後志管内京極町の生涯学習センター・湧学館の新谷保人副館長が「文芸作品を走る胆振線」を演題に、1986年に廃線となった胆振線(伊達紋別〜後志管内倶知安)の歴史を文学的視点から取り上げ、作家・石川啄木や小林多喜二などが著作で胆振線の駅を舞台にしていることを紹介した。
- 特別展は来月12日まで。
(2012-07-24 苫小牧民報)